ゴリせん ~パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師~ 3 ヤンマガKC
著:酒井大輔
出版社:講談社
タイトルが示す通り、フラグを立てまくりで死を予感させつつも、絶対に死なない無敵の教師の姿を描いた、フラグへし折りコメディ。
登場人物
ミドリ
黒髪に黒いドレスに黒い帽子の女
いわくつきの商品を売る美女。
いわゆるモグロ的な女。
鳥津照代(とりつ てるよ)
悪魔に憑りつかれた少女
悪魔に憑りつかれ、学校を休んでいた。
その事でゴリせんは彼女の家を訪ねる。
鳥津カレン(とりつ かれん)
照代の母親
セミロングの女性。
悪魔や悪霊には憑りつかれない。
山田民子(やまだ たみこ)
荒神村の民話の語り部
白髪の老婆。
嘘かホントか分からない話をする。
荒神
荒神村に伝わる神様
いっぱい目玉のある人を食う神
普羅虞(ふ らぐ)
どこかの大陸の国、冒の国の君主
戦による天下統一を言い出し、臣下の呉李遷(ご りせん)に諫められる。
博士
白髪オールバックの不気味な男
生物の身体能力を引き上げ狂暴化させる薬を作った。
実験としてゴリせんの学校が飼育していたウサギ、ウサ吉を狂暴化させた。
ウサ吉
ゴリせんの務める学校、冒頭高校で飼育されているウサギ
白ぶちのウサギ。
博士に薬を打たれ人型で牙の生えたウサギ怪人となる。
ポーラ
異能の者を導く組織「南極星」のリーダー
白髪の少女。
冷気を操り対象を凍らせる力を持つ。
弥賀中(やが あたる)
ゴリせんの高校時代のライバル
黒髪眼鏡の少年
大会でゴリせんを倒し全国大会へ行った。
加部灯(かべ あかり)
ゴリせんの学校の数年前の生徒
サラサラヘアーのイケメン。
女子からの告白にうんざりし、ゴリせんの同僚、只野堂(ただのどう)に彼女になってくれとアプローチを掛ける。
あらすじ
その日、街を歩いていたゴリせんは犬の糞を踏んでしまう。
そんな彼にツイてないわねと一人の女が声を掛ける。
ミドリと名乗ったその女は幸福グッズを扱っているらしく、幸運を引き寄せる座敷童のお守りを売れ残りだからあげるとゴリせんに差し出した。
ただと彼女は言う。
「幸運と不運の総量は同じ」
ニーチェの言葉だというそれをよく覚えておくよう、ゴリせんに言い置いて彼女はその場を去った。
その後、ゴリせんは電気屋では十周年記念で半額セール中、アイスを買えば当たりを引き、抽選会ではトマトジュースセットを当てた。
ツイてる、そう言ったゴリせんの頭上、クレーンで吊り上げられた鉄骨が不安定に揺れていた。
感想
今回は喪黒っぽい女、ミドリのお話から始まり、悪魔憑き、邪神のいる村、大陸の国、ウサギの怪人と忍者とゴリせん、忍者の守神と牧駒、子泣き爺、イケメンな生徒と只野堂等が収録されました。
作品を読んでいるとお約束的なシチュエーションって結構あるんだなぁと改めて感じます。
今回はその中でも、異能を導く組織「南極星」が気になりました。
なんだか大物感を漂わせている少女、ポーラ。
彼女とゴリせんの今後の絡みが楽しみです。
まとめ
色んなシチュエーションがありますが、個人的にはオカルトめいたエピソードが楽しいです。
次回はどんなフラグをへし折るのか、読むのが楽しみです。
こちらの作品はヤンマガwebにて一部無料でお読みいただけます。
作者の酒井大輔さんのTwitterはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。