GIGANT ギガント 2 ビッグコミックススペシャル
著:奥浩哉
出版社:小学館
GANTZ・いぬやしきの奥浩哉さんの描く、SFファンタジー。
今回は投票によってそれが現実に起こるサイト「ETE(enjoy the end)」が引き起こした事象がテレビなどで取り上げられ、にわかに世間が騒ぎ始めた場面から物語はスタートします。
第10話 可能性 あらすじ
ちほと零は会って食事をする仲になっていた。
食事中、ETEでタレントが突然死する事が確定される。
零は酷いと嘆くが、ちほは懐疑的なようだ。
普通に考えれば、サイトに書かれた事が現実に起きるなど信じられないが、零の調べた限りでは予告は100%起きている。
ツイッターではETEに対する批判が多い様だが、投票している人が居るのも事実だ。
ちほの家に向かう道すがら、タレントの死亡がニュースで報じられた。
ちほの家で零は彼女の腕の機械(体の大きさを変えられる)がETEと関係があるのではと推測を話した。
その後、零はちほに、自分が彼氏になれる可能性があるか尋ねた。
ちほの答えは考えておくだった。
可能性がゼロではなかった事に、零は喜びを隠せない。
ウキウキしながらスマホでニュースをチェックする。
新宿で全裸で走った俳優は、その時間、新潟で撮影を行っていたようだ。
新宿の事はニセモノの仕業。
しかし見た人は俳優だと認識していた。
一体どうやって?
「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」
零は偉大なSF作家が残した言葉を口にした。
その遥か上空、成層圏を超えた先で巨大な物体が地球を見下ろしていた。
シンギュラリティ、零はちほから預かったディスクに写されていた人物の言葉を呟き、AIが関係しているのかと考えた。
その後、ヘルメットのおじさん、ちゃんと見ないとなと口にしながらディスクをゲーム機に差し込んだ。
画面には全裸のちほが映し出された。
その頃、ちほは零の告白に困惑していた。
今回の好きな所
・零とちほの恋のゆくえ
今回、零の告白により、ちほと零は付き合い始めます。
零の真っすぐな想いは、ちほにとってもかけがえのないものになっていきます。
まとめ
零に泣き落される形で二人は付き合い始めますが、交際は順調に続き二人は絆を深めていきます。
そんな時、ETEによる予告で異常な事態が、世界中で引き起こされます。
それに巻き込まれた零を救うため、ちほは巨大化し六本木に向かいました。
ETEの目的やちほの腕の機械など謎を残したまま、物語は続いていきます。
ちほは機械により巨大化できますが、それ以外は普通の女性です。
彼女は過去に父親を事故で失っており、その時と同じ思いをしたくないと零のもとへ走ります。
彼女の中で零の存在が、父と同じくらい大きいものになっていると感じました。
もち可愛いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。