高度に発達した医学は魔法と区別がつかない 1 モーニングKC
原作・医療監修:津田彷徨
漫画:瀧下信英
出版社:講談社
大学病院で総合診療医として働く天海唯人(あまみ ゆいと)は、友人の代わりに離島の無医村に異動する。
嵐の中、島民に歓迎された唯人だったが、到着初日、診療所の自室に腰を落ち着けた瞬間、雷が診療所を襲い……。
登場人物
天海唯人(あまみ ゆいと)
総合診療医
黒髪でポジティブな青年。
治療を求める者を拒まないことを信条にしている。
落雷により異世界へと飛ばされる。
スライム
木の帽子を被ったスライム
体を膨張させ人を運んだりできる他、唯人に現地の言葉が理解出来るようにする等、不思議な力を持っている。
巨大なキマイラも押さえ込める力を持つ為、相当レベルの高いモンスターのようだ。
コロネ
唯人が異世界で出会った獣人の少女
村を守る為、奴隷として売られた。
体調を崩し奴隷商に殺されそうになったが、森神(キマイラ)の暴走により、混乱の最中、現場から逃げ出した。
獣人の村の村長
コロネの祖父
村を守る為、コロネを奴隷商に差し出した。
森神/キマイラ
ライオンの頭と体に蛇の尾、背中に蝙蝠の羽根、頭部に山羊の角を持つ大型の魔物。
獣人からは森神と呼ばれている。
獣人達はキマイラが縄張りを守る事で村も守られる為、彼を恐れつつ崇めている。
ユノ
世界樹の洞(エルフの国)の王女
人間の治療魔法師に治療を依頼するが、その二人は治療不可能と判断して逃亡。
彼らを連れ戻すべく追跡を行う。
メリーナ
世界樹の洞(エルフの国)の女王
ユノと共に人間の治療魔法師に治療を依頼する。
なんかヤクザ風の魔族?に脅されている。
エクレス
人間の治療魔法師、司祭
ホクロで美形な青年。
現状、人間しか使えない治療魔法を秘匿し、荒稼ぎしている。
既得権益を守る為なら治療の停止もためらわない。
クルネルソン
人間の治療魔法師
くせ毛顎鬚の男。
エルフの国へ病の治療に訪れたが、手に負えないと逃げ出した。
サイア
人間の治療魔法師
黒髪ショートで涙ボクロの女性。
クルネルソンの助手。
クルネルソンと共に逃亡した。
あらすじ
診療所への落雷で意識を失った唯人。
彼が次に目覚めたのは診療所のベッドでは無く、見知らぬ森の中だった。
足元に目をやれば、ペットボトルから流れ出たスポーツドリンクを、木の帽子を被ったスライムとしか形容出来ない生物が一心不乱に飲んでいる。
愛らしいスライムの様子に和み、笑みを浮かべた唯人に頭に獣の耳を生やした少女が飛び込んで来る。
少女の呼吸は酷く乱れており、唯人は診察をしようとするも、彼女の話す言葉は全く聞き取れなかった。
そんな唯人の顔を先程のスライムが覆う。
突然の事に驚き咽る唯人だったが、スライムが外れた後には少女の言葉が分かる様になっていた。
彼女は息も絶え絶えに逃げてと唯人に告げる。
一体何から!?
そう言った唯人の前に木の影から巨大な魔獣が姿を見せた。
感想
人間が治療魔法を秘匿し、その治療魔法と医療技術で大きな利権を得ている世界。
そこに地球の現代医学を学び医師として最前線で働いていた男が迷い込む。
唯人が迷い込んだ世界には魔法が存在し、治療魔法師たちは魔法と薬草等を併用して治療を行っている様です。
一方の唯人は万人が扱える医学知識と手持ちの薬剤、治療器具を使い患者を救い癒して行きます。
種族単位で国を作り、人間の国は治療魔法の存在で周辺国家よりも優位な立場を保っている状態。
そんな状態ですので、唯人の持つ医学知識はバランスブレイカーになりそうな匂いがプンプンします。
信仰を説きながら守銭奴な感じバリバリのエクレス相手に今後、唯人は医師としてどう立ち回るのか。続きが楽しみです。
まとめ
今回のラスト、癖の悪そうな魔族?に脅されいるエルフの王女と女王が登場しました。
エルフの国はどうなっているのか。展開が気になります。
この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
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