錬金無人島サヴァイブ 3 アフタヌーンKC
原作:伊口紺
漫画:保志レンジ
出版社:講談社
戦争中のアビシル連邦とモルト共和国。
そのアビシル連邦の軍人、錬金術師のニコと炊事班のジン、そして捕虜となっていたモルト共和国のパイロット、タクミは乗っていた大型輸送船の墜落によって無人島でサバイバルする事になる。
敵対関係にあるニコ達とタクミだったが、生き残る為にやむを得ず協力する事になった三人。
そんな三人のいる島に新たな遭難者、サラが流れ着き……。
あらすじ
新たに島に流れ着いた女性、サラ。
アビシル連邦の機械整備班に所属していたと言ったサラだったが、彼女は整備兵に扮して輸送船に乗り込んだスパイだった。
その事を同胞であるタクミに打ち明け、ニコの持つ銃を奪い通信機を手に入れようとサラはタクミに持ち掛けた。
しかしタクミは彼女の提案を拒否、今は生き延びる事に集中すべきだと答えた。
「奴らといて懐柔されましたか」
「ちがう」
「だったらなぜ? ―――――まさかあの女の事が好きになったのですか?」
「そうだ」
そんなやり取りをタオルを届けに来たニコは思いがけず耳にしてしまった。
タクミの言葉で赤面するニコを他所に二人の会話は続いていく。
「信じられません! 敵兵とそんなふしだらな!」
「ふしだらって」
「不潔です! まさか―――あの小屋でまぐわいを!?」
「小屋でなんかしてません! ていうか何もしてません!」
エスカレートするサラの発言にニコは思ず木の陰から飛び出し叫ぶ。
そんな三人のやり取りにジンも駆け付け、サラがスパイである事は早々に発覚する事となったのだった。
感想
今回は冒頭、サラがスパイである事が発覚するシーンから始まり、無線機修理のために近眼のサラの眼鏡作り、設計図のための紙作り、メタルマッチと巨大ウミヘビ、ジンの過去等が描かれました。
モルト共和国のスパイだったサラですが、無線機の修理が不可能だった事で正式に仲間に加わる事になり、この巻では改めて四人で協力して事に当たって行く事になりました。
また、これまでは描かれなかった危険な野生動物も登場しました。
そんな中で印象に残ったのはジンの過去でした。
彼はかつて部隊を率いる少尉でした。
彼の部隊は輸送機での移動中、機体が燃料漏れで高原に不時着し、麓の村へ向かいますが辿り着いた先は砂漠で全ての部下を失いました。
様々なサバイバル知識を持つジン。
彼はずっと自分の選択を後悔していたのだろうなとエピソードを読んでいて感じました。
まとめ
この巻のラストで島の近海に別の島がある事が判明しました。
次巻ではその島を目指す為の準備が始まるのでしょうか、続きがどうなるのか先が楽しみです。
この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
原作の伊口紺さんのTwitterはこちら。
漫画担当の保志レンジさんのTwitterはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。