雨と君と 3 KCデラックス
著:二階堂幸
出版社:講談社
のんびりとした犬(たぬ、ゲフンゲフン)とお姉さんの日々を描いた作品、第三巻。
登場人物
ティッシュ配りのお姉さん
最後のポケットティッシュを犬に手渡し、何かを感じる。
老婦人
ショートカットでスモーカーな老女。
椿の生垣を手入れしている。
猫耳少女
お下げ眼鏡の女学生、めだかの友人
髪で作った猫耳に猫目コンタクトの女の子。
あらすじ
季節は巡り秋の終わり。
ハーフの女の子、希依(きい)と犬と一緒に河川敷に出掛けたお姉さん。
河川敷には鴨が渡って来ていた。
かわいい、かっこいい、美味しそうと三者三様の反応を示した三人は、ベンチでおやつの梨(犬はりんご)を食べながら鴨を眺め、彼らが何処からやって来たのか話を続ける。
鴨がシベリアから来た事、シベリアまでの距離、鴨という感じについて、希依の家の事、ドイツにも鴨はいた事等を話し帰途に就く。
帰り道、夕暮れの空には鴨の群れが飛んでいた。
感想
今回は冒頭、鴨のお話から始まり、秋の終わりから年明けまでが描かれました。
その中でも今回はお姉さんが打ち合わせに出掛け、一日一人で過ごした犬が帰って来たお姉さんに初めて鳴いたのが、とても可愛かったです。
犬とお姉さんはクールというかドライな感じなので、ふーんと鳴く犬は何だか新鮮に感じました。
まとめ
今回はお姉さんと犬の冬の日々が描かれました。
次巻では年明けから春のエピソードになるのでしょうか。
桜、きっと綺麗だろうなぁ。
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