ザ・ファブル The second contact 1 ヤンマガKC
著:南勝久
出版社:講談社
都市伝説的な殺し屋「ファブル」。
そんな名前のない組織の一員だった佐藤アキラ(仮名)は妹のヨウコ(仮名)と共に人助けの旅にでた。
しかし、ウイルスの蔓延でその旅から早々に戻る事になり……。
殺さない殺し屋、ザ・ファブル、セカンドシーズン。
登場人物
佐藤明(さとう あきら)
元殺し屋
黒髪ジト目の男。
天才的な殺し屋で殺気や気配を完全に消す事が出来る。
ボスに純粋培養された為、色々、ズレている。
一年間の休業期間に知り合った女性、ミサキと結婚した。
清水岬(しみず みさき)
アキラの妻。
黒髪ショートの女性
デザイン会社オクトパスの社員
アキラが元殺し屋であると知っても、義理堅く優しい彼の人柄に魅かれプロポーズを快諾した。
佐藤洋子(さとう ようこ)
アキラの相棒
茶髪ロングの美女。
便宜上のアキラの妹。
瞬間記憶能力の持ち主で一度見聞きした事は忘れない。
戦闘訓練を受けており、かなり強いがアキラには勝てない。
酒好きで自分に興味を持った男を酔い潰し、グダグダになった姿を見るのを好んでいる。
アザミ
元組織の殺し屋
短髪眼鏡の巨漢。
殺し屋としての実力はアキラに次いで高い。
泣きの演技が上手い。
現在はアキラに代わりオクトパスで働いている。
ユーカリ
アザミの相棒
ドレッドヘアーの男。
現在はアキラに代わりオクトパスで働いている。
田高田(たこうだ)
デザイン企画会社オクトパスの社長
面倒見のいい髯のおじさん。
黒塩(くろしお)
真黒組(まぐろぐみ)の組員
プロフェッショナルなアキラを兄貴と慕っている。
何処か間が抜けている。
海老原剛士(えびはら たけし)
真黒組組長
一年間の休業期間を言い渡されたアキラたちの世話役。
平穏な暮らしを送るアキラたちを組のゴタゴタに巻き込む事を嫌う。
川萩(かわはぎ)
真黒組と敵対している紅白組(くじらぐみ)の構成員
クロと過去に因縁を持つ。
あらすじ
組織の幹部、山岡の一件が終わった後、アキラは人助けがしたいとキャンピングカーでヨウコと共に旅立った。
しかし、世界的なウイルスの蔓延で戻る事を余儀なくされる。
大阪に戻ったアキラはプロポーズしたミサキと共に暮らしながら、レンタルおっちゃんとして働いていた。
そんなアキラを兄貴と慕う真黒組の黒塩(クロ)がトラブルのあった紅白組の川萩に襲われる。
その場は偶然通りかかったヨウコの加勢で撃退する事が出来たものの、後日、クロに襲われ川萩が失明したと連絡が入り……。
感想
ファブルと呼ばれる伝説の殺し屋の日常を描いた作品の第二シーズン。
アキラ達がレンタルおっちゃん(一時間千円で依頼者の様々な要求に付き合う)をして日々を過ごす中で、多く幹部が消え弱体化した真黒組に敵対組織、紅白組が工作を仕掛け……。
第一部の時と同様、真黒組の組長、海老原はアキラたち、元組織の人間を巻き込む事を嫌い、自分達でけりを付けようとするのですが……。
第一部と同様、読んでいる間、ずっと楽しいです。
まとめ
組織とは縁を切った海老原が今回のトラブルをどう捌くのか、アキラたちはこの一件にどう絡むのか、次も読むのが楽しみです。
この作品はヤンマガwebにて一部無料でお読みいただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。