放課後ていぼう日誌 8 ヤングチャンピオン・コミックス
著:小坂泰之
出版社:秋田書店
夏休み、五島列島での夏合宿を実施中のていぼう部。
その合宿一日目の夜、陽渚(ひな)たちは港で夕食の食材兼物々交換の材料とする為、疑似餌を使ったアジ釣り、アジングに挑戦する事となります。
あらすじ
アジングには陽菜の苦手な生餌を使わないので、彼女もノリノリで準備を始めた。
陽菜はピンク、夏海(なつみ)は白い疑似餌を選び、それぞれ竿を握る。
「この灯りにアジが寄って来るんですよね?」
陽菜の言葉に先輩の大野(おおの)が仕組みを教えてくれた。
街灯の光にプランクトンが集まり、そのプランクトンを狙って小魚が、更にその小魚を食べようとアジが集まるという事らしい。
そうして集まったアジを陽菜達が釣るという形だ。
「oh……食物連鎖……」
そんな夏海の呟きから始まったアジング。
夜釣りでは何メートル糸を出したか分からない中、色々試しつつ陽菜は竿を握る。
そうしている内、大野が当たりを引いた。
深さは投げ入れてから12秒。
陽菜と夏海はその時間を目安にはしゃぎながら釣りを続けた。
しかし、大野も夏海も順調にアジを釣り上げる中、陽菜の竿には当たりが全く来ない。
なぜ、わたしだけ……同じことやっているのに……。
おなじ……。
そう思い疑似餌を見た陽菜は二人の疑似餌が白い事に気付いた。
早速、疑似餌を白に変え再度、海に投げ入れる。
するとすぐさま竿はしなり、最後に針は外れたものの何とか陽菜はアジを釣り上げる事に成功。
だが、その夏海の足元に落ちたアジは、港に住み着いていた黒猫に奪われてしまうのだった。
感想
今回は夜のアジングから始まりアジ尽くしの晩御飯、タイコリール(落とし込みに使う大型のリール)を使ったチヌ(クロダイ)釣り、カナヅチの大野と海水浴等が収録されました。
今回、陽菜たちが作ったアジ料理を見ていて、フライ、お刺身、つみれ汁とアジはやっぱり万能だなと改めて思いました。
さやか先生が作った骨せんべいも凄く美味しそうでした。
まとめ
この巻のラスト、大野は見事チヌを釣り上げました。
次巻はそのチヌを使った料理パートから始まるのでしょうか。
今から読むのが楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こちらの作品は秋田書店公式サイトで第一話が無料で閲覧いただけます。
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