風都探偵 12 ビックコミックス
脚本:三条陸
作画:佐藤まさき
原作:石ノ森章太郎
監修:塚田英明
クリーチャーデザイン:寺田克也
出版社:小学館
仮面ライダーWの正統続編。
テレビシリーズのその後を描く作品です。
登場人物
本条隼人(ほんじょう はやと)
翔太郎の高校時代の親友
黒髪のイケメン。
東風大特殊生物化学科研究室に所属している准教授。
彼の研究室のある迷路棟と呼ばれる校舎で怪我人が出た事で、翔太郎に呪いの噂のある迷路棟の謎の解明を依頼する。
ニュースのコメンテータやクイズ番組の回答者等、タレントとしても活動している。
羽柴ひろみ(はしば ひろみ)
隼人の研究室の研究員
黒髪眼鏡の女性。
隼人のファンであるようだ。
日村
隼人の研究室の一員
シザーズに襲われ怪我を負った。
不動院晴馬(ふどういん はるま)
隼人の上司、教授
不気味な雰囲気の老人。
迷路棟にかつて在籍していた科学者、ハルバ―・ヘルスタイン博士が迷路棟を取り壊そうとする者達を呪っていると信じている。
ハルバ―・ヘルスタイン
かつて東風大に在籍していた科学者
白髪ロングで髯の老人。
五十年前、75歳の時に行方不明となる。
あらすじ
攫われたときめを出紋(でもん)から取り戻した翔太郎。
無事戻ったときめだったが、その事で翔太郎との絆をより強く感じたのか、以前よりも積極的に翔太郎に迫る様になった。
そんなときめと出掛けた東風大通りのブティックで、翔太郎はドーパントに襲われる。
ルナトリガーで遠距離戦を選ぶも、ドーパントはトリガーのマキシマムドライブ、トリガーフルバーストのビームを切り裂き、逃走。
その後、切り裂き魔事件が起きたらしい東風大のキャンパスで、翔太郎は高校時代の親友、本条隼人と再会する。
切り裂き魔の被害者は日村という若者の他、隼人も左手に怪我を負っていた。
大学に出た切り裂き魔と先程のドーパントがイコールでは無いか。
そう考えた翔太郎たちは隼人からの依頼もあり、ドーパントが出現した呪われているという校舎、迷路棟の謎解く為、調査を開始した。
感想
今回は翔太郎の友人、本条隼人の依頼で増築により迷路の様な構造になった大学校舎、迷路棟での調査と、硬質なメタルやトリガーの攻撃さえも切る事の出来るドーパント、シザーズとの戦いが描かれました。
今回は物語の舞台となった迷路棟が印象に残りました。
増設を続けた事で迷路の様になった建物。
その建物の一角に何処にもつながっていない、不自然なスペースがある。
そのスペースに関係するだろう、怪しい研究をしていた失踪した科学者の存在。
今回のエピソードは何だかオカルトめいていて、読んでいて楽しかったです。
まとめ
その戦いと並行して、不死を研究していたハルバ―・ヘルスタイン博士と裏風都の幹部、千葉秀夫の秘密も少し明かされました。
少しずつ裏風都のメンバーの秘密も明らかになるなか、次回は秀夫と同じく幹部のスクリームのエピソードになる模様。
彼女にどんな秘密があるのか、読むのが楽しみです。
作画担当の佐藤まさきさんのTwitterはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。