スーパーベイビー 4 芳文社コミックス
作:丸顔めめ
出版社:芳文社
同僚の智充(ともみつ)と鳩山(はとやま)の手を借り、何とか引っ越しを終えた楽丸(らくまる)と玉緒(たまお)。
めでたく同棲を始めた二人だったが、布団が無かった事で玉緒は掛布団を敷布団替わりに同棲初日は眠る事になった。
登場人物
大家さん
楽丸達が引っ越しした部屋の大家
アロハでサングラスに口髭のおじさん。
日焼けの事で玉緒と一瞬で意気投合した。
麻美(あさみ)
珠緒の同僚、ジュリエットの元先輩
元キャバ嬢で現在はスナック順子でチーママとして働いている。
悩むジュリエットの背中を押す。
あらすじ
同棲二日目の朝、目覚めれば目の前には玉緒の顔があった。
朝の挨拶を交わし、玉緒にキスされた楽丸は多幸感に包まれる。
幸せを噛みしめる楽丸だったが、玉緒はベッドを処分した為、新居には楽丸が使っていた布団しか無く、彼女は掛布団を敷布団にして昨日は眠った様だ。
新たにダブルベッドを購入したいという玉緒に賛同しつつ、楽丸は取り敢えず布団をもう一組買う事を提案。
二人はじゃれ合いながら、必要な物の購入、その為の資金について話し合う。
その話の流れで実家の話になった二人。
玉緒は両親がおらず、祖母が親代わりだった事を楽丸に告げる。
おりしも、その祖母から連絡が入り、玉緒は楽しそうに方言で話す。
そんな玉緒に楽丸はテンションが上がる。
らくぴ、さてはあんま方言聞いた事ないでしょ。
玉緒の言葉に家族も親戚もみんな東京出身でと、自分の家族が医者の家系である事を話した。
それでらくぴだけしょうせつかなの?
玉緒の言葉に楽丸は、家族から投げかけられた心無い言葉の数々を思い出す。
お前だけが違う。
心が強張る楽丸に、玉緒は超多才ファミリーじゃん!!マジカッコいいんだけど!!とテンション爆上げで褒め称えた。
感想
今回は同棲二日目、楽丸の、周囲の家族、親族は医療関係に就いているのに自分だけが誓う事へのトラウマと、それを全肯定し包み込んだ玉緒から始まり、お買い物と正社員登用の話、好きな物が無くなる呪いに悩むジュリエットとそんな彼女に寄り添う智充、玉緒のインスタ再開などが描かれました。
今回はその中で玉緒の後輩、ジュリエット(ジュリ)と彼氏のトモティー(智充)のお話が印象に残りました。
ジュリエットは過去に勤めていたキャバクラが無くなった事等で、自分の好きな物は消えるという呪い的な物を感じています。
また、明るく真面目な玉緒と自分を比べ、その差に落ち込んでいる様でした。
そこに正社員の話が舞い込み、受けていい物か彼女は悩みます。
これまでも店だけではなく、好きなバンドもブランドも、彼氏も無くしてしまったジュリエット。
もし正社員になったらまたお店が無くなってしまうかも……。
そんな風に悩むジュリエットに、悩みながら向き合った智充がなんだかカッコ良かったです。
まとめ
この巻のラスト、玉緒に連絡が入り、大好きな祖母に何かあったと知らされます。
婆ちゃんに何が起きたのか、玉緒と楽丸はどうするのか、次巻も気になります。
こちらの作品はコミックトレイルにて一部無料で閲覧頂けます。
作者の丸顔めめさんのTwitterはこちら。
お読みいただき、ありがとうございました。