漫画

へんなものみっけ! 第七巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2022年1月19日 更新日:

指輪
へんなものみっけ! 7 ビッグコミックス

著:早良朋
出版社:小学館

今回は博物館への出向期間が残り少なって来た透(とおる)の迷いの他、南極に師匠がいる事を知った清棲(きよす)の決意等が描かれました。

余り知られていない博物館の裏側を描いた作品です。

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登場人物紹介

菊頭豪一(きくがしら ごういち)
コウモリ研究者
ツンツン頭に顔に傷の強面の男性。
清棲(きよす)とは大学の同期。
哺乳類の約1/5を占める蝙蝠の魅力を伝える為、日々尽力している。

瀧本カイト(たきもと かいと)

透(とおる)の幼馴染
暗い目をした長髪の青年。
東京でマルチ商法に失敗し故郷である奏山市に帰って来た。

キヨカ
透の友人、菅(すが)が少年時代に出会った少女
黒髪ロングで体の弱い女の子。
当時から昆虫好きだった菅に蝶の通る道を予測してみせ、敗北感を与える。

深海ヤマト(しんかい やまと)
海洋研究所、海底火山研究者
ツーブロックで髯の男性。
古書店で透と出会い、ムー大陸についての議論を交わす。

大海なぎ(おおみ なぎ)
幼い頃の清棲と出会った師匠的存在
現在は南極でユキドリについて調査研究している。

各話あらすじ

第54話 ダークナイト
企画展の成功をお参りしに奏山神社を訪れた透。
そこで透は神社の娘である銀子(ぎんこ)に奇妙な機械を向けられる。
何事かと話を聞けば離れの小屋で奇妙な音と共に、小屋の中に人影を見たという。
奇妙な音を発していたのは彼女が持ち帰った機械で、銀子はその正体不明の機械を幽霊探知機だと断言した。

第55話 第六感
銀子が幽霊だと思ったのは、コウモリ研究者の菊頭だった。
現在、その菊頭は清棲と協力しコウモリの標識調査(腕輪を付け個体の行動等を調べる)を行っていた。
その菊頭を訪ねて博物館に銀子がやって来る。
彼女は家に迷い込み保護したウサギコウモリについて、聞きたい事があったようだ。

その話の流れで銀子は菊頭に、スピリチュアルな物を信じる自分はおかしのだろうかと尋ねる。

第56話 トカゲにお届け
友人の菅と久しぶりに飲みに出掛けた透。
その飲みの席で共通の幼馴染である瀧本が地元に帰って来ていると聞いた透。
彼は東京で水がきれいになるコップなどを扱うマルチ商法を展開していたが、破綻し現在は病院に入院しているらしい。

透と菅は後日、瀧本の見舞いに出掛けるのだが……。

第57~58話 胡蝶の夢(前後編)
透の友人、菅。
昆虫好きの彼は度々、標本を博物館に寄贈してくれる。
その日も蝶の標本を持ち込んでくれたのだが、その標本は彼にとって初めて虫で負けた思い出の品なのだという。

第59~60話 ムーの夢(前後編)
その日、休日だった透は買い物の帰り、古書店に立ち寄った。
そこで幼い頃読んだ失われたムー大陸という本を手に取る。

「それは面白い本だ!」

そう声を掛けてきた男に透はムー大陸の存在について、議論を持ち掛けられる。

第61~62話 極から極へ(前後編)
来年春の企画展、博物館の研究者からそれぞれの分野について展示案の提案を受けるが、提案自体はとても魅力的だがそれを実行する為の予算は約4000万になると事務局長から告げられた。

使える予算は良くて200万、悪いと10~20万だ。
とても全て実現する事は不可能。
チーフである透が企画の取捨選択を行う事になる。
その事にプレッシャーを感じつつ、事務局長の

「薄井さんがかなでの森博物館で”経験したこと””感じたこと”全てが展示に出る筈です。願わくばそれが、楽しいものであればいいなと思います」

という言葉に勇気づけられ、頑張ろうと気合を入れ直すのだった。

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感想

今回は第56話での銀子と菊頭の会話が印象に残りました。

銀子は幽霊等の心霊現象を信じるスピリチュアルな女の子です。
ですが彼女は中学生にもなって、そんな事を信じているなんてと同級生から馬鹿にされます。

目に見えない物を信じる自分はおかしのか? そう問う銀子に菊頭は友達もお前も馬鹿なのかと切って捨てます。
その後、菊頭は暗闇の中を飛ぶコウモリを例に出し、この世には目以外で世界を見ている動物がいる事を銀子に告げます。

更にカモノハシを例に上げ、目に見えない、まだ分からないからといって「存在しない」としてしまうのは傲慢だと続けました。

確かに菊頭の言う様に、現在の科学では存在が立証できない事はある様に思います。
作中、菊頭が言う様に分からないから切り捨てるのは、確かに面白くないなと読んでいて思いました。

まとめ

今回のラスト、清棲は師匠の大海が南極で行っているユキドリの調査について語り、自分も南極に行きたい事を吐露します。
博物館に出向し南極に興味を持った透と清棲の道がこの先重なるのか。
先が楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この作品はpixivコミックで、第一話が無料でお読みいただけます。
作者の早良朋さんのTwitterはこちら

※イメージはpixabayのalobendaによる画像です。
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