ダンダダン 1 ジャンプコミックス
作:龍幸伸
出版社:集英社
幽霊肯定派の女子高生、綾瀬桃は同級生のオカルト・オタクの少年が揶揄われているのを見て、憤りの余り庇ってしまう。
その後、そのオカルト少年に懐かれた綾瀬だったが彼は宇宙人は信じるのに幽霊は非科学的だと切って捨てた。
祖母が霊媒師の桃は売り言葉に買い言葉でオカルト君の言う廃墟のビルに向かい、オカルト君は桃の指定した心霊スポットのトンネルへとそれぞれ向かう事になり……。
登場人物
綾瀬桃(あやせ もも)
幽霊肯定派の女子高生
黒髪セミロングの女の子。
理想のタイプは高倉健
オカルン(本名は高倉健)
オカルト好きな男子高校生
刈り上げ眼鏡の少年。
オタクな自分に話しかけた桃を、オカルト好きだと勘違いしその後、主張の違いから心霊スポットへ行く事になる。
ターボババア
心霊スポットに憑りついていた怪異
ぼさぼさの白髪の老婆。
昔は100キロババアと呼ばれていた。
かけっこで負けると呪われる。
オカルンのイチモツを奪った。
セルポ星人
宇宙人
男しか存在せず、クローンで増えている。
地球には女性を求めやって来たようだ。
生物的な進化の為、桃の性器と子宮を求める。
念力が使える。
星子(せいこ)
桃の祖母
眼鏡美女。
霊媒師。
祖母だが見た目は若い。
あらすじ
教室で同級生に揶揄われていたクラスメイトの少年を放っておけず、思わず助けに入った女子高生の綾瀬桃。
その事でその少年にオカルト好きと誤解され、話を合わせ幽霊肯定派だと返した桃だったが、少年は幽霊なんている訳無いと桃の言葉を切って捨てた。
祖母が霊媒師である桃は少年の言葉に憤り、二人はそれぞれが宇宙人の噂のある廃ビルと、幽霊が潜むとされる心霊スポットのトンネルへと向かった。
廃ビルでは桃が宇宙人を名乗るセルポ星人に誘拐され、トンネルでは少年がターボババアに襲われてしまった。
セルポ星人の目的は失われた生殖機能を取り戻し、生物的な進化を行う事。
その為、彼らは地球人の女性を欲していたのだ。
機械で作られた生殖器をあらわにし、桃に迫るセルポ星人。
桃の貞操の危機な状況の中、彼女のスマホに着信が入る。
そのスマホから現れたのはターボババアに呪われ、異形の姿となったオカルト少年だった。
感想
ターボババアにイチモツを奪われ呪われた少年、オカルン。
その呪いと引き換えに、彼は常に百キロで走れる高速移動の力を手に入れます。
一方で桃もセルポ星人に無理やり興奮状態する為、脳を弄られた事で眠っていた霊能力(超能力)を開花させました。
一巻では桃が抑えなければ暴走するオカルンの呪いを解くため、二人は再度、ターボババアに挑む事になります。
オカルトとホラーが入り混じった内容ですが、物語自体はコメディ要素も多く、楽しく読む事が出来ました。
まとめ
ターボババアの他にもアクロバティックサラサラとかも今後、登場するようです。
個人的には大好きな八尺様も登場させて欲しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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