漫画完結作品

相続探偵 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2021年12月29日 更新日:

睡蓮
相続探偵 3
イブニングKC
原作:西萩弓枝
漫画:幾田羊
出版社:講談社

保険金目的の殺人の疑いが濃厚な女、島村紗流(しまむら さりゅう)。
その夫であった実業家の島村武三の娘、恵蒜真琴(えびる まこと)と保険会社、大国生命の特務担当係長、鬼頭倫三(きとう みちぞう)から依頼を受けた遺産相続専門の探偵、灰江。

彼は紗流の周辺を探る為、家政婦として助手の令子を紗流の家に送り込む。

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登場人物

坂口圭太(さかぐち けいた)
美容整形外科医
クルーザーとか持ってるリッチなおじさん。
紗流の新しい恋人。

加藤香車(かとう きょうしゃ)
将棋店「かおり堂」の店主
将棋とコーヒー好きな老人
すこしボケが出始めている。
全財産をマリー・アントワネットに譲るという遺言状を残した。

まり坊
加藤の飼い猫
黒毛ソックス。
加藤が支援する保護猫カフェから譲り受けた猫。

ソフィー
保護猫カフェの店長
ショートカットの美人さん。
猫カフェの店長だけでなく、保護猫のボランティア活動にも精力的に参加する。
朝長(ともなが)は彼女に一目惚れした。

加藤金斗(かとう きんと)
香車の息子
黒髪の中年男性。
香車との関係はあまり良くなかった様だ。

あらすじ

家政婦として紗流の家に上がり込んだ令子は、家の中が荒れている事に引きつつも朝食を準備し、テキパキとその荒れた家を掃除し始める。

紗流はそんな令子の手際を微笑みを浮かべ褒めていた。
やがて、掃除はバスルームに移り、令子はそこでシロアリを発見したと紗流に告げた。
流石にシロアリの駆除は出来ないと令子は紗流に話し、業者を呼ぶ事を提案した。

紗流もその提案を受け入れ、令子は早速業者を呼ぶ。
やって来た業者は灰江と朝永。
二人は言葉巧みに紗流を外出させ、その間に家の中で殺害の証拠を探した。

その捜索の結果、毒物は見つからなかった。
しかし、朝永は紗流がロシア系のマフィアと繋がりがある事をPCの履歴から探り出していた。

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感想

今回は前回から引き続き、連続保険金殺人の疑いが濃厚な紗流のお話から始まり、灰江の将棋仲間、加藤香車爺さんの遺言状、前編が収録されました。

現実でもある保険金殺人。
今回、登場した紗流は美女として描かれていましたが、TV番組等で実際の犯人の顔を見たりすると、意外と普通の見た目だったりします。

以前、何かで聞いたのですが、ホストやホステスでもNo.1になる人はルックスよりも話術に長けた人が多いようです。
それと同じく、人を惹き付ける魅力は容姿以外の要素も重要なんだなぁと今回のエピソードを読んでいて改めて思いました。

まとめ

次回は香車爺さんの続きの他、京都の和菓子屋さんが舞台となるようです。
どんなお話になるのか。今から読むのが楽しみです。

この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのrainhard2による画像です。
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