凸凹(でこぼこ)のワルツ 3 BLADEコミックス
著:森野きこり
出版社:マッグガーデン
ぼっちな料理男子、春海が身長と雰囲気で恐れられている教師、水原とお弁当を通じて交流していくお話、第三巻。
前巻では水原先生との事が切っ掛けで、クラスメイトとも話す様になり、料理男子として認識され受け入れられた春海。
今回はその春海の前に幼い頃、春海が料理を作っている事を知り、男が料理をするのは変で気持ち悪いと言い放ち、彼にトラウマを与えた少女、屋代まどか(やしろ まどか)が登場します。
彼女との接触は避けたい春海でしたが、まどかは何故か友人達との集まりに顔を出し始め……。
登場人物
屋代まどか(やしろ まどか)
晴美の幼馴染
ユルフワショートの女の子。
かつて春海が作った料理を見て、男が料理をするのは気持ち悪いと言い放ち春海にトラウマを与えた。
春海の友人の琴子(ことこ)と雨ヶ谷(あまがや)とは中学時代、同じ塾に通っていた。
あらすじ
まどかとの再会は否が応にも春海の記憶を呼び起こし、その事で春海の心は食事の味も分からない程、動揺させていた。
それは友人や教師の水原にも伝わり、水原に話した事で春海は多少、落ち着きを取り戻した。
その日の放課後、友人の琴子(ことこ)の提案でファミレスで勉強会を開こうという話になり、春海も同行する事となった。
その勉強会の場にまどかが現れ……。
感想
今回は春海の幼馴染でトラウマを作った相手、屋代まどかをメインとしたエピソードが描かれました。
一学期の期末試験の勉強会、テスト明けのショッピング、夏休みの海水浴等、春海は過去の事もあり彼女を避けようとするのですが、まどかの方はまるで過去の事などなかったかのように、春海に近づいていきます。
色々あって、そのギクシャクとした関係も修復される事となるのですが、そんな風に同世代の友人達と仲良く遊ぶ春海の姿に水原先生は春海の世界が広がるのは良い事だと思いつつも、何処か寂しさを感じている様でした。
エピソード的にも今回は、春海×水原先生よりも春海と友人達とのお話の方が多く、この先、春海と水原先生はどうなるんだろうと思わせる巻でした。
まとめ
今回のラスト、夏休みのプールで二人っきりになった春海と水原先生、えっ、そこでという所で終わったので、早く続きが読みたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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