怪獣8号 5 ジャンプコミックス
作:松本直也
出版社:集英社
一本角の人型怪獣が残した超巨大余獣爆弾。
その爆発から仲間を守る為、カフカは隊員達の前で変身、怪獣の力で爆弾を上空へと弾き飛ばした。
しかし正体がバレた事でカフカは防衛隊に拘束され、長官である四ノ宮功(しのみや いさお)に試される事となる。
登場人物
鳴海弦(なるみ げん)
防衛隊第一部隊隊長
短眉毛で十字瞳孔の青年。
防衛隊隊員の中で最強の男。
それ以外はかなり残念な人。
武器は巨大な銃剣。
長谷川エイジ(はせがわ えいじ)
防衛隊第一部隊副隊長
スキンヘッドで傷の巨漢。
戦闘以外、公私ともにだらしない鳴海を叱る。
あらすじ
カフカは功に自分が人間だと証明しようと、完全変身を避けつつ戦う。
しかし、怪獣2号の力を宿したスーツとアームを使う功にカフカの中に眠る怪獣の力が暴走。
8号に肉体を奪われてしまった。
攻撃がかわされると、自身の骨を破壊しながら捩じり再度拳を放つ。
功の核を狙った攻撃を、肉体を囮に躱し、その間に肉体を核から再生。
その本能に従った戦い方にカフカの意識は悲鳴を上げる。
その後も体を乗っ取った8号は暴走を続け、その力は功を超え始める。
このままでは長官を殺してしまう。
娘のキコルの前でそんな事は絶対に出来ない。
カフカは必死で8号の支配下から逃れようと藻掻くが、脱げ出た瞬間、彼の意識は8号に食われた。
俺はいつだってこうだ。肝心な所で失敗する。
諦め、意識を失い掛けたカフカの脳裏にミナの顔が浮かび上がる。
ずっと待ってる。
彼女の言葉はカフカを覚醒させ肉体を掌握、功の命を奪う寸前だった右拳を自分の胸に叩き込んだ。
感想
今回は防衛隊長官、四ノ宮功との戦いからはじまり、第一部隊隊長、鳴海弦登場、キコルとカフカの第一部隊への移動、アリ型怪獣と怪獣9号などが描かれました。
今回は新たに登場した第一部隊隊長、鳴海が印象に残りました。
登場人物紹介で書いたように鳴海は公私ともにかなりだらしなく、汚部屋でゲームやってたり、エゴサで自分の評価を気にしたりと戦闘以外はまるで駄目男です。
ただ、日本最強と言われる通り、戦闘においてはずば抜けて強く、第一部隊に編入されたカフカやキコルに求める物も結果のみという実力第一主義な感じの人でした。
カフカ達が鳴海の求める結果を出せるのか、先が楽しみです。
まとめ
この巻の終盤、カフカは変身出来なくなり、襲って来た9号ともまともに戦えない様でした。
何故、変身出来なくなったのか、9号への対処はどうするのか。
続きが気になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品は少年ジャンプ+で一部無料でお読みいただけます。
作者の松本直也さんのTwitterアカウントはこちら。