うめともものふつうの暮らし 3 バンブー・コミックス
著:藤沢カミヤ
出版社:竹書房
しっかり者のうめと楽しい事、美味しい物が大好きなもも。
小さな猫耳姉妹の日常を描いたとても可愛らしい作品です。
各話あらすじ
二十一日目
明日はお祭り。浴衣も仕立て準備万端だったうめともも。
しかしあいにく翌日は雨。
お祭りは中止だろうと言ううめにがっかりした様子を見せたもも。
そんなももに、気分だけでもとうめは出来上がった浴衣を着ようと提案する。
二十二日目
いつもより早く起きた朝。
ももは朝のすがすがしさを感じながらラジオをつける。
するとラジオからはラジオ体操が流れて来て……。
二十二.五日目
まるおかで缶入りのクッキーを貰ったうめ。
ももと分け合いながら少しずつ食べていたが、やがて最後の一枚となり……。
二十三日目
夏のある日。水族館にやってきたうめともも。
川魚にあざらし等の海獣、海の生き物たちに二人は目を輝かせる。
二十四日目
今日のお昼はミートソーススパゲティ。
大好きな料理にテンションの上がるもも。
ソースが跳ねない様に気を付けて、そううめが言った矢先、ももは皿をひっくり返しスパゲッティはももの服にべっとりと染みを作ってしまったのだった。
二十五日目
お隣さんと一緒に人生ゲームで遊んだうめともも。
うめは堅実に、ももは政治家となって波乱万丈な人生を楽しむ事に……。
二十六日目
台風の日。昼間から真っ暗なその日は二人はうめが用意していた非常食を食べ、束の間のサバイバルを楽しんだ。
二十七日目
八月三十一日、うめは夏の終わりという事でやり残した事をする事にした。
まず初めにわらび餅、お昼に冷やし中華、おやつにかき氷と夏にやりたい事をコンプリートした二人は、秋に何をしようとこれから来る秋の日々を思い心を躍らせるのだった。
二十八日目
その日、古新聞回収のトラックから落ちたチラシを拾ったもも。
チラシはいつも、もも達の家に配られる物よりも豪華なマンションのチラシだった。
そのチラシを使い、二人は間取りを見ながら自分達ならどんな部屋にするか空想を巡らせる。
二十九日目
パンの本を読んでいてクイニーアマンというお菓子に目が止まったもも。
どうしてもそのお菓子が食べたくなったももはうめと二人、クイニーアマンを探してパン屋さんを巡るのだった。
三十日目
十五夜のその日、買い出しに出掛けたうめともも。
お団子を作り供えた後、みたらし団子にして食べた二人は、お月見散歩に出掛けるのだった。
感想
今回は夏の日々と秋の始まりまでが描かれました。
その中でも今回は水族館のお話が印象に残りました。
巨大な水槽に目を輝かせるうめとももを見ていると、自分も初めて大きな水族館でジンベイザメを見た時の事を思い出しました。
水族館、泳いでいる魚たちを見ているだけで時間を忘れてしまいます。
いつかまた行きたいな。
まとめ
今回は感想で書いた水族館の話の他、ミートソーススパゲティを零した烙印を押されたももが着ていた、パセリの服が可愛かったです。
こちらの作品は竹書房のWEBコミックサイトストーリアダッシュにて一部無料でお読みいただけます。
作者の藤沢カミヤさんのTwitterはこちら。
お読みいただき、ありがとうございました。