君は放課後インソムニア 7 ビッグコミック
著:オジロマコト
出版社:小学館
伊咲の祖母宅での夏合宿、それが丸太(がんた)と伊咲(いさき)二人っきりで行われていると知った伊咲の両親は、娘を連れ戻そうと祖母宅へと向かいます。
その事を知った二人は両親の言葉を無視し、真脇遺跡での撮影を強行。
その撮影のあと、丸太は星空の下、伊咲にずっと一生彼女の事が好きだと伝えたのでした。
登場人物
伊咲の両親
伊咲を大切に思っているが、心臓の事でかなり過保護になっているようだ。
あらすじ
遺跡での夜が明けて翌朝、伊咲は探しに来た両親に連れられ、そのまま帰宅の途についた。
その後、伊咲の両親には丸太の父と顧問の倉敷が謝る事でシコリは残ったものの大きな問題にはならなかった。
しかし夏休みの間、丸太は伊咲に会う事が出来ず、悶々とした日々を送る事になる。
そんな日々の中、丸太の取った星景写真がコンテストに入賞した。
運が良かった。そう謙遜する丸太に白丸は言う。
「努力も運も写真には写らない。星景写真に写ったものがすべてだ。ガンタは…行動した。そしてこれが結果だ。笑え」
白丸の言葉で友人達に祝われながら満面の笑みを浮かべた丸太。
“曲…! やったぞ”
思い切り喜んだ丸太の中で、伊咲に早く会いたい気持ちが溢れていった。
感想
今回は伊咲と会えない丸太がコンテスト入賞を果たすエピソードから始まり、新学期、ようやく会えた二人、友人達へ付き合い始めた事の報告、入賞で正式な部活と認められる、穴水と灰田と平良、体育祭と部活対抗レース等が描かれました。
今回、印象に残ったのは顧問の鎌倉が言っていた穴水の話でした。
穴水は伊咲の友人でソフトボール部のよく日に焼けた女の子です。
鎌倉は彼女の様な子は年を重ねていって、十代の終わりでふしぎといなくなると語ります。
鎌倉の話は何となく覚えがあります。
ずっとスポーツに打ち込んでいた男勝りな印象の女の子たち。
彼女達の殆どは高校を卒業し進学して、スポーツから離れる事で変わっていったように思います。
その変化はスポーツだけでなく、恋愛も関係してるんじゃないかな。
鎌倉の話を聞いていてそんな事を思いました。
まとめ
夏休み引き離されても、二人の想いは変わる事無く、より強くなっている様に感じました。
天文部も正式な部活と認められ、色々ありましたが順調な二人。
次巻はどんな展開になるのか、先が楽しみです。
この作品は、小学館公式サイトで一部無料でお読みいただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。