生き残った6人によると 1 ハルタコミックス
作:山本和音
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン
成田空港から始まったゾンビの出現。
房総高校のソフトボール部、水上梨々(みずかみ りり)は千葉幕張で高速道路からフェンスを突き破り落下したバスに危うく潰されかける。
そのバスからはゾンビとなった乗客が溢れ出した。
そのゾンビ達に追われた梨々は持っていたバットで戦おうとするが、坊主頭の青年に止められる。
その青年、柏正太郎(かしわ しょうたろう)は梨々をショッピングモール「キノ幕張」へと導くのだが……。
登場人物
水上梨々(みずかみ りり)
17歳の女子高生
眼鏡でショートカットの女の子。
ソフトボール部所属で身体能力が高い。
柏正太郎(かしわ しょうたろう)
東大生、20歳
坊主イケメン。
梨々に一緒にモールを脱出しようと持ち掛ける。
れんれん
会社経営者、25歳
金髪イケメン
モールに逃げ込んだ生存者ないで暫定的にリーダーを名乗り、今後の方針を決める。
樫本ビースト(かしもと びーすと)
YouTuber、20歳
金髪の女性。
フリーターの入江(いりえ)が気になっている。
木内誠(きうち まこと)
警察官、31歳
モールからの脱出を図り死亡。
平坂亮(ひらさか りょう)
登山家、23歳
もじゃ髪無精ひげのイケメン。
菜食主義者の濱村(はまむら)にアプローチを掛けている。
最上沙奈(もがみ さな)
モデル、23歳
茶髪美女。
入江神(いりえ じん)
フリーター、19歳
黒髪クール。
なんか手馴れてる。
濱村雫(はまむら しずく)
菜食主義者、25歳
ロングヘアーの女性。
梨々が気になっている。
あらすじ
正太郎に導かれショッピングモールに逃げ込んだ梨々。
そのショッピングモールには生存者が梨々と正太郎を含めて八名いた。
会社経営者のれんれん、YouTuberの樫本ビースト、登山家の平坂亮、モデルの最上沙奈、フリーターの入江神、菜食主義者の濱村雫。
そして、水上梨々と柏正太郎。
逃げ遅れた彼らは、避難が完了し無人となったショッピングモールに残された食品や家具等を使い籠城生活を始めた。
そして三日目の夜、梨々は正太郎から呼び出され一緒に逃げないかと告げられる。
考える時間が欲しい。
そう返した梨々に正太郎は分かったと答え、梨々はドキドキしながら眠りについた。
その翌日、正太郎は何故かモデルの沙奈と一緒にモールを出る事を一行に宣言していた。
感想
ゾンビに追われショッピングモールに逃げ込む。
映画、ゾンビと同じ展開ですが、逃げ遅れた生存者は主人公、梨々を除きみんな恋愛脳で……。
ゾンビ物なので人が死んだりもしますが、絵柄がポップなのと登場人物たちが明るいので読んでいても暗い印象は受けません。
ただ、全員がそれぞれ何かを抱えているみたいです。
個人的には妙に強い主人公梨々と暗殺者チックな入江が好みです。
まとめ
一巻の終盤、救助に来たヘリが墜落し、梨々たちが立てこもったモールの一階にゾンビが侵入して来ました。
その中にはモールを脱出した正太郎の姿もあり……。
彼らは全員助かるのか、恋の行方は、諸々楽しみです。
この作品はComicWalkerにて第一話が無料でお読み頂けます。
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お読みいただき、ありがとうございました。