渡り鳥とカタツムリ 3 クランチコミックス
作:高津マコト
出版社:ワニブックス
車中泊をテーマに景色とご当地の食を楽しむ旅の様子を描いた作品、第三巻。
バイカ―な料理人、ナツキを加え旅を続ける雲平とつぐみ。
好きな事を仕事にして自由に生きているつぐみに、憧れと恋心を抱いている雲平はナツキからつぐみと釣り合う為に、本当に好きな事を見つけろとアドバイスを貰います。
登場人物
外川大介(とがわ だいすけ)
シェアハウスのオーナー
眼鏡で糸目の男性。
自宅も兼ねる古民家で駐車場や台所を提供し、つぐみの様なオートキャンパーを受け入れている。
外川ゆき(とがわ ゆき)
外川の奥さん
ショートカットの女性。
web関係の仕事をしている。
外川まい(とがわ まい)
外川夫婦の娘
ふわふわ髪の元気な女の子。
あらすじ
ナツキの言葉で自分のやりたい事について考え始めた雲平。
しかしこれまで何となく周りに合わせ生きて来た雲平には、本当にやりたい事というのが思い浮かばなかった。
大学に行ったのも周囲が大学に進学したからだったし、就職も内定がもらえたから入っただけだった。
つぐみもナツキも自分がやりたい事を職業にしている。
どうすればそれが見つかるのか……。
考えあぐねた雲平はどうして絵描きなろうと思ったのか、つぐみに聞いてみた。
返ってきた答えは「好きなものを好きなままでいたらこうなった」という物だった。
その好きなものがいまいちわからない雲平につぐみはアンテナを立てろとアドバイスを送る。
ちょっとでもいいなと思ったモノを書きだし、好きMAPをつくるの。
その好きMAPを頼りに好きアンテナを張り続ける。
道がわからなくなった時、自分だったらそうする。
そのつぐみの言葉で雲平も何か見えた気がした。
感想
今回は岐阜、富山、石川と中部地方を巡る旅の様子と、朝香夫妻との再会とシェアハウスでの日々が描かれました。
それと並行し雲平のやりたい事探しも、少しづつですが進展しているようです。
今回はあらすじに書いた好きMAPのお話が印象に残りました。
やった事はないですが、好きを書き出していけば自分のやりたい事の方向性は分かるでしょうし、つぐみの言う様に迷った際の指針になると感じました。
あと、今回もナツキはワイルドで素敵でした。
まとめ
次巻は何処へ旅をするのか、雲平の好きなモノは見つかるのか。
どちらも楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品はコミックガムにて一部無料でお読みいただけます。
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