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ながたんと青と ―いちかの料理帖― 第七巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2021年10月21日 更新日:

紅葉
ながたんと青と ―いちかの料理帖― 7 KC KISS

著:磯谷友紀
出版社:講談社

娘の小夜子(さよこ)の事で夫の縁(ゆかり)とぶつかり、山口の家を飛び出した鈴音(すずね)は幼馴染の周(あまね)を頼り桑乃木に転がり込む。
そんな鈴音を連れ戻す為、縁が桑乃木を訪れ……。

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あらすじ

鈴音が山口の家を飛び出した理由。
それは娘の小夜子を仕事の道具としてしか見ていない縁の態度にあった。

縁と対面し彼がその事に全く頓着していない様子を見て、家出した自分の気持ちを理解されていない事を悟った鈴音は、顔も見たくないと奥に引っ込んでしまう。

そんな鈴音の様子にいち日と周は暫く桑乃木で彼女と小夜子を預かる旨を縁に伝えた。
手ぶらで帰れるか、そう言った縁に桑乃木で勝手はさせないと周は言い放つ。

売り言葉に買い言葉でヒートアップしそうになる兄弟を引き離し、いち日は甘党な縁をお菓子で宥めようと考える。

メニューはワインを使ったぶどう大福。
出来上がったそれを人当たりのいいふた葉に運ばせ、彼女に縁の相手を頼む。
いち日の策は当たり、ブランデーと大福、そして柔らかく陽気なふた葉の対応に気持ちを落ち着けた縁は、改めていち日達との話し合いを求めるのだった。

感想

今回は家出した鈴音を追いかけやって来た縁との話し合いから始まり、周の大学の友人、有川と宮原の披露宴、みちやを助け骨折した周、そして帰国した山口の次男、栄(さかえ)等が収録されました。

そんな中で印象に残ったのは縁の事と、いち日に魅かれる周の様子でした。

縁の鈴音、小夜子への対応はビジネスライクで、そこに家族への愛はあまり感じられず、子供は政略結婚の道具、嫁はその道具を生むだけの存在といった感じでした。
そして彼がそうなった原因は山口の家にある様でした。

縁や周の父親は子供を事業拡大の道具としてしか見ておらず、縁達にもそうある事を望んでいる様でした。
縁はそんな父親と同じ道を歩み、そこから抜け出ようとする周に苛立ちを感じている様に思いました。

生きる為にはお金が必要で稼ぐ事を否定はしません。
しかしそれが目的になってしまうと、やはり人は歪んでしまうなぁと今回のエピソードを読んでいて感じました。

また、周について、彼は山口の様に人を道具として扱わず、一人の人間として接し、優しく慈しんでくれるいち日に魅かれたたんだろうと思いました。

政略結婚である事、若い周にはやり直しが出来る事を理由に距離を置くいち日。
そんないち日の心を手に入れたい周。

夫婦なのに、お互い魅かれ合っているのに中々距離が縮まらない二人が見ていてとてももどかしいです。

まとめ

今回の終盤、山口家の次男、栄が山口の家へと戻って来ました。
彼がどんな事を起こすのか、次巻も展開が気になります。

こちらの作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
作者の磯谷友紀さんのTwitterはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのYuki Maoによる画像です。
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