漫画

神客万来 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2021年10月2日 更新日:

鶴
神客万来 2 芳文社コミックス

作:ねむようこ
出版社:芳文社

人ならざる者達が願いを叶えに訪れるツバメ屋ホテルで働き始めた元OLの雲野みちる。
そんな彼女が不思議な存在を見る事が出来る原因は、幼少期、心ならずも奪ってしまった鬼の影が原因だった。

広告

登場人物


みちるに影を奪われた鬼
天パな青年。
コンビニでバイトしている。
子供の頃、忍び込んだ人間界でみちると出会い、満月の夜に彼女に影ふみで影を踏まれ自分の影を奪われる。
影を取り戻さないと鬼の世界に帰れず、成人出来ないらしい。
みちるから影を取り戻そうとツバメ屋ホテルを訪れる。

柳(やなぎ)
鑑定士
モノクルを掛けた人間の男性。
ホテルを訪れた客が置いて行く土産(不思議な力がある)を鑑定する。
本業は民俗学の教授。

河津(かわず)
両替商
カエルな人。
ホテルの客が支払う多様な通貨を円に両替している。

番頭
瑞希の父
眼鏡の男性。
無口で存在感が薄い。

伊吹(いぶき)
瑞希の姉
前客室係。
客だった吸血鬼と駆け落ちしたようだ。

あらすじ

みちるが人ならざる者を見れるのは、鬼から影を盗んだ所為だった。
そう言われた時はまるで覚えが無かったみちるだったが、不意に香った金木犀が過去の記憶を呼び起こす。

まだ幼かった頃、虎縞のパンツをはいた少年と満月の夜に出会い、影ふみをして遊んだのだ。
その時、少年の影を踏み母に呼ばれたみちるは「次会った時は時はそっちが鬼ね」と言い残し少年と別れたのだった。

その影を奪われた少年は人間界で成長し、買い出しに出かけたみちるの匂いを追って影を取り戻そうとツバメ屋ホテルへとやって来た。

広告

感想

今回は眠り姫、大泥棒、夢食い獏、影を盗まれた鬼、ツバメ屋ホテルの成り立ち、狼男、機織り鶴、鑑定士と両替商等が収録されました。

今回はその中でも機織り鶴の話が印象に残りました。
昔ばなしで有名な鶴の恩返し。
助けたのが翁だったり若者だったりしますが、基本、見るなと言われた機を織る所を見られ彼らの下を去るというお話だった様に思います。

コレ系の話は昔から納得のいかない部分がありました。
見られたからその人の下から去る。子供心に何で? 好きなら一緒にいればいいじゃんとずっと思っていました。
種が違ってもお互い想い合い、愛があるなら離れる必要は無い気がするんですよね。

まとめ

前巻ではみちるを恨んでいる様子だった鬼君ですが、根は意外といい鬼だった様で、フルタイムではありませんがツバメ屋ホテルで働く事になりました。

次巻ではみちるがホテルで働く切っ掛けを作った、前客室係で瑞希の姉の伊吹も登場する様です。

三巻も読むのが楽しみです。

こちらの作品はpixivコミックにて第一話が無料でお読み頂けます。
作者のねむようこさんのTwitterはこちら

お読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのMarlin Greeneによる画像です。
広告

-漫画
-, , , ,

関連記事

白猫

怪異と乙女と神隠し 第五巻 登場人物・あらすじ・感想

怪異と乙女と神隠し 5 ビッグコミック 著:ぬじま出版社:小学館 人気Vtubar、姫魚よるむん。そのよるむんの引退を機に中の人の意識、それに運営の意図とは関係なくよるむんは動きだし、勝手にファンを応 …

山脈

空挺ドラゴンズ 第八巻 あらすじ・感想

空挺ドラゴンズ 8 アフタヌーンKC 著:桑原太矩 出版社:講談社 天山迷路。 そこに棲む龍を捕るため、クイン・ザザの一行は飛行船の墓場になっているその谷へ足を踏み入れます。 一方、マーロン市から龍討 …

茸

ダンジョン飯 第一巻 あらすじ・感想

ダンジョン飯 1 BEAMCOMIX 作:久井諒子 出版社:KADOKAWA/エンターブレイン 小さな村、地下墓地の底が抜け一人の男が現れたことから、この物語は始まった。 男は一千年前に滅びた、黄金の …

江の島

はぐちさん 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

はぐちさん 4 フィールコミックス著:くらっぺ出版社:祥伝社 日々の生活にお疲れ気味な女性「八千代」と無理すれば、なんにでもなれる不思議な生き物「はぐち」の生活の記録。この巻ではじゅみょうの不思議な力 …

朝顔

ふしぎの国のバード 第四巻 あらすじ・感想等

ふしぎの国のバード 4 ビームコミックス 作:佐々大河 出版社:KADOKAWA/エンターブレイン 実在したイギリス人女流旅行家、イザベラ・バードの旅の様子を描いた冒険旅行記、第4弾 第15話 伊藤の …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。