神客万来 1 芳文社コミックス
作:ねむようこ
出版社:芳文社
勤めていた会社が倒産し、職を失い会社の寮を出る事になった元事務職の雲野みちる(うんの みちる)。
彼女はひょんな事から、住み込みで働けるホテルの客室係という職を得たのだが、そのホテルに来る客は人ではなく……。
登場人物
雲野みちる(うんの みちる)
ツバメ屋ホテルの客室係
黒髪ショートの女性。
元事務職だったが人をもてなすホテル業は彼女に向いていた模様。
瑞希(みずき)
ツバメ屋ホテルの料理人
口の悪い青年。
祖父であるシェフの下で働いている。
前の客室係が姿を消した事で料理以外の雑用も行う事になった。
女将
瑞希の母でホテルの経営を切り盛りしている。
涙ボクロの美人。
瑞希の祖父
ツバメ屋ホテルのシェフ
太い眉毛に白髪交じりの髪の壮年の男性。
茶々丸
眉毛な犬
可愛い。
大女将
瑞希の祖父
白髪オカッパ和服老婦人。
占い師としても知られている。
あらすじ
経理が会社のお金を持ち逃げした事で会社が倒産。
職を失い会社の寮から追い出される事になった元事務職の雲野みちる。
彼女はハローワークからの帰り道、立ち寄ったうどん屋で迷子の少女と出会う。
母の元に帰るというその少女に導かれ、山中の森へ足を踏み入れる。
眠くなった様子の少女をおぶり、彼女の指差す方へと足を進める。
御神木らしいカヤの木の横、木のトンネルの様な道を進むとやがて塀に囲まれた建物の側に出る。
そこにはいなくなった宿泊客の娘を探していた、ホテルの料理人瑞希がいた。
客室係が姿を消し雑用に追われていた瑞希は、ホテルに辿り着き人では無い者も見る事が出来る様子のみちるにここで働かないかと声を掛けた。
感想
おとぎ話や神話に登場する者達、神にドラゴン、赤ずきんに鬼。
そんな空想の中の登場人物が願いを叶える為に訪れるホテルが作品の舞台です。
泊りに来るお客様はそれぞれに悩み?を抱えており、みちる達は彼らの願いを叶える為、おもてなしする事になるのですが……。
最初のお客が神様だったので、千と千尋的な物を想定していたのですが、赤ずきんについては物語のその後を描いた感じで語られており、作品のスタンスは物語と現実を全て含んだ世界観で進められていくみたいです。
今の所それ程迷惑な客はいない模様ですが、物語の悪役とかも出るのかなと先を読むのが楽しみです。
まとめ
この巻の終盤、みちるが人ならざる者達を見る事が出来る理由が判明します。
その原因となった人物とみちるがどう絡むのか。
次巻も楽しみです。
こちらの作品はpixivコミックにて第一話が無料でお読み頂けます。
作者のねむようこさんのTwitterはこちら。
お読みいただき、ありがとうございました。