焼いてるふたり 4 モーニングKC
著:ハナツカシオリ
出版社:講談社
千尋を抱きたい。
そう宣言した健太は勢いのまま千尋と共に温泉旅館に泊まります。
緊張で味のしない料理を食べ、温泉に浸かった二人は並べられた布団の片方に一緒に入り……。
登場人物
戸田(とだ)
健太の同期
口は悪いが気配りの効いたイケメン。
千尋の上司、伏見となんかいい感じに。
三船(みふね)
健太の職場の後輩
サラサラヘアーのハンサムさん。
莉奈(りな)
自動車教習所で千尋が出会った女性
垂れ目で人懐っこい方言女子
三船と付き合いたがっているが、三船の方は幼馴染以上の感情は抱いていないようだ。
あらすじ
灯りの消えた部屋、千尋は一つお願いがと健太に眼鏡を外して欲しいと頼んだ。
目の悪い健太は眼鏡を外すと全然見えないと、千尋に顔を寄せる。
近づいた二人はそのまま唇を重ね……。
翌朝、目を覚ました健太を千尋がじっと凝視していた。
いつから見ていたんですか?
そう尋ねた健太に千尋は一時間くらい前かなと答える。
自分には見るなというくせに……。
そう言った健太にそれとこれとは別だと千尋は赤面しながら言う。
続けて健太の頬に手を添え、顔を近づけると
「……好きだなあと思って見てたんです」
そう静かに告げた。
感想
今回は温泉旅館で一泊から始まり、焼きおにぎり、カップ酒と浜焼き、ローストビーフと誕生日プレゼント、千尋の会社の同僚と送別会でピクルスとバッファローウイング、お引越し、同居開始、教習所とお友達等が収録されました。
この巻でようやく一線を超えた二人、千尋の退職も問題無く進み、二人はひとつ屋根の下暮らし始めました。
一線を超えた事でさらにイチャイチャ度合いが増した二人。
そんな中、今回、印象に残ったのはカップ酒と浜焼き。
日本酒は余り飲まないのですが、海鮮の炭火焼、醤油の焦げる匂い、そこに辛口の日本酒とか……味を想像するだけで絶対美味しい奴だと読んでいて喉が鳴りました。
あと、日本酒で酔っぱらった千尋が凄く可愛かったです。
まとめ
今回のラスト、健太の後輩、三船と付き合いたい莉奈に千尋は協力して欲しいと頼まれます。
色恋が苦手な千尋が三船に対してどんなアプローチをするのか、次巻も楽しみです。
この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。