漫画短編集・一巻完結作品

私の息子が異世界転生したっぽい

投稿日:

剣
私の息子が異世界転生したっぽい MFC

作:かねもと
出版社:KADOKAWA/MFC

オタクなサラリーマン堂原智太(どうばら ともた)の下に突然、殆ど接点の無かった高校時代の同級生、葉山美央(はやま みお)が訪ねてくる。
彼女は智太に自分の息子が異世界転生しったぽいと話し始めるのだが……。

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登場人物

堂原智太(どうばら ともた)
サラリーマン(35)
眼鏡で無精ひげの痩せ型の男性
ラノベ好きなオタク。
昔、書いたラノベが選考に残ったが、その後に続く事は無かった。

葉山美央(はやま みお)
主婦(35)
セミロングの美人
高校卒業と同時に結婚、出産。
交通事故で亡くした息子が異世界に転生していると信じる事で、気持ちを何とか保っている。

葉山大我(はやま たいが)
美央の息子、17歳
ラノベ好きの少年。
トラックにはねられこの世を去る。

あらすじ

高校時代、陽キャなギャルだった同級生、葉山美央(旧姓古橋)から連絡を受け呼び出されたサラリーマンの堂原智太。

高校時代、オタクでキモかった自覚のある自分が何故呼び出されたのか戸惑う智太に美央は自分の息子が異世界転生したっぽいと言い放つ。

詳しく話を聞けば、彼女の息子はトラックにはねられ17歳で他界した。
その後、活字が苦手で読むのを嫌厭してた息子の蔵書を読めば、そこには息子と同じくトラックにはねられた者達が異世界に行く話が溢れていた。

そこで美央は思う。息子は死んだのでは無く、異世界に転生し幸せに生きているのだと。
その後、異世界で生きているなら物語の様に、自分も異世界転生するか、もしくは異世界にいる息子を呼び戻せばいい。

しかし、その手の話に疎い自分では詳しい方法は分からない。
そこで美央は高校時代の薄い記憶を頼りに、詳しそうな智太に助けを求めたのだった。

そんな話を聞いた智太は、この人は息子さんを突然失って、悲しみが受け止め切れず、おかしくなっちゃたんだ。と考えた。

「お前いま、私の頭がイカれてるって思ってるだろ」

智太の表情から彼の考えを読んだ美央は、彼にメンチを斬りながら低くドスの聞いた声を響かせた。

感想

突然、大切な家族を失う。
誰にでも起こり得る事で、それがいつ起こるか誰にも分かりません。

作品は、突然、最愛の息子を失った母親が息子が好きだった異世界転生小説を読み、息子は異世界で生きていると信じ、接点の無かったオタクの同級生に話す場面から始まります。

息子を亡くした美央は物語冒頭、表面上は素っ気なく悲しみを表に出す事はありませんでした。
また彼女は息子に先立たれた事の他、夫とも上手く行っておらず、現在は浮気して女を家に連れ込む夫の事を諦め半分で過ごしている様でした。

そんな美央が智太と過ごし、最後には思い切り泣けた事は本当に良かったと感じました。

まとめ

作品は一冊で完結していますが、美央と智太のこの先が見てみたい、強くそう思う作品でした。

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お読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのHundankbarによる画像です。
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