怪獣8号 4 ジャンプコミックス
作:松本直也
出版社:集英社
隊長の亜白(あしろ)不在の防衛隊、立川基地を一本角の人型怪獣率いる翼竜が襲撃。
非番の隊員が駆け付け、翼竜型を押し返す中、基地に残った副隊長の保科(ほしな)は基地を守るべくスーツの力を解放。
フォルティチュード(怪獣強度)8.3の大怪獣を相手に真っ向勝負を挑む。
登場人物
四ノ宮功(しのみや いさお)
防衛隊長官・防衛隊第三部隊隊員、四ノ宮キコルの父
グルグル目のいかつい髯のおじさん。
正体のバレたカフカの引き渡しを第三部隊に要求する。
かつて札幌市を壊滅寸前まで追い込んだ怪獣2号の素材を使ったスーツとアームを使いこなす。
あらすじ
副隊長、保科はスーツの力を解放。
活動限界が迫る中、一本角の人型怪獣に斬撃を浴びせ腕を斬り飛ばし、胸を抉る。
しかし、怪獣は瞬時にその身を再生させる。
保科はその後も怪獣の核を探し攻撃を続け、保科流刀伐術6式「八重討ち」を放ち怪獣の肉体を八つに切り分けた。
しかし、保科の必殺の一撃でも一本角を倒し切る事は出来なかった。
保科が傷を負わせた怪獣の肉体は拡大膨張、フォルティチュード9.0の化け物となって保科に襲い掛かる。
彼はそれを迎え撃とうと刃を構えるが、スーツの力を解放し戦い続けた事で保科は限界を迎えていた。
そんな状況でも保科は果敢に攻め続けた。
翼竜型怪獣の自爆攻撃を掻い潜り、爆発で起きた煙を煙幕代わりに巨大化した一本角の背後に回り込む。
再度、6式を叩きこもうとした保科を、一本角の体中に発生した目がぎょろりと睨む。
直後、一本角の放った巨大な拳が保科を襲った。
保科の体はビルを突き破り破壊しながら吹っ飛び、最後はコンクリートの壁に叩き付けられ沈黙した。
感想
今回は副隊長、保科と一本角の怪獣との戦いから始まり、隊長亜白ミナの帰還、怪獣の排除、超巨大余獣爆弾、カフカ正体がバレる、長官四ノ宮功等が収録されました。
今回も保科と一本角、ミナの攻撃と保科、キコルの援護、カフカの一撃と見どころ満載でした。
その中でも今回は副隊長の保科が印象に残りました。
彼の武器、そして武器の解放適正は刀。
斬撃の有効距離は得物の刃渡りに依存する為、巨大な怪獣には無力です。
父や防衛隊の人間が止めておけと言う中、ミナだけが彼の力を認め副隊長として射撃主体の自分の道を切り開いて欲しいと、彼を隊に誘いました。
自分の特性を生かし巨大な敵に立ち向かう。
今回も読んでいて楽しかったです。
まとめ
防衛隊長官、四ノ宮功。
彼と戦い、人間である事を証明する事になったカフカ。
大怪獣と同等の力を持つ功にカフカはどう対処するのか。
次も楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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