漫画

ヴィンランド・サガ 第十巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年2月5日 更新日:

馬
ヴィンランド・サガ10 アフタヌーンKC

作:幸村誠
出版社:講談社

11世紀のヴァイキングをモチーフに描かれる物語。

ケティルの農場で、開墾作業を続けるトルフィンとエイナル。
彼らは偏屈な老人スヴェルケルと出会います。
労働の対価として馬を借りた二人の開墾作業は大いに捗りました。

馬を返しに行く道すがら、奉公人たちにからまれたトルフィンたちは馬の所有者、スヴェルケルという老人が、先代の当主、ケティルの父である大旦那様だという事を知ります。

広告

冒頭部分 あらすじ

スヴェルケルの作業を手伝う二人は、スヴェルケルとケティルが話しているのを耳にする。

その後、スヴェルケルの家で食事を取りながら、寝ていた蛇も加わり話をする。

蛇は農場の規模に対して、守りが少ないと話し、スヴェルケルは、ケティルは王に貢物をして、保護を受けているが、自分の力で守れない程の農地は必要ないと語る。

大きすぎる富は災いを呼ぶ、トルフィンはスヴェルケルの言葉で何かを学んだ気がした。

季節は流れ十月、二人は自身が開墾した畑に麦を巻いていた。
それから一月後、彼らの畑は麦が芽吹いていた。

素直にすごいというトルフィンに、エイナルは自由への第一歩だと告げた。

そんな生活のなかで、トルフィンは相変わらずうなされていた。

感想

作中でトルフィンがうなされ続ける理由は、見る夢の所為でした。
彼が今まで戦場で関わった人間が殺し合う、地獄のような場所の夢を彼はずっと見ていたのです。

いつもは忘れてしまうそれを、はっきりと認識した彼は、自らが殺した者の名前も素性も分からない。
自分がしてきたことの業の深さを覚り、彼は涙を流し謝罪します。

夢の中でアシェラッドはトルフィンに、殺した者をつれて本当の戦いを戦えと叫びます。本当の戦士になれトルフィンと。
目覚めたトルフィンは、暴力と決別し生まれかわることを誓います。

この巻では、トルフィンに不器用に生き方を示すスヴェルケルや、夢の中に出てきて、トルフィンの背中を押すアシェラッドが、とても良いです。

広告

まとめ

復讐がなくなったら、カラッポ。
そう語るトルフィンにスヴェルケルは、カラッポなら何でも入ると話します。

生きる気力を無くし、抜け殻の様だったトルフィンが再生を始める巻でした。

お読みいただき、ありがとうございました。

ヴィンランドサガ・サガ 第十一巻 あらすじ・感想

こちらの作品はコミックDAYSにて一部無料でお読み頂けます。
作者の幸村誠さんのTwitterアカウントはこちら

広告

-漫画
-, ,

関連記事

手術

Driving Doctor(ドライビングドクター) 黒咲 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

Driving Doctor(ドライビングドクター) 黒咲 2 ニチブンコミックス 原作:神尾龍 作画:ユウダイ 医療監修:福本祐一 出版社:日本文芸社 研修医として仁成大学医学部外科部長の白河の下で …

スケートシューズ

メダリスト 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

メダリスト 3 アフタヌーンKC 作:つるまいかだ 出版社:講談社 いのりが目標としている狼嵜光(かみさき ひかる)。 そのコーチである夜鷹純(よだか じゅん)と偶然出会ったいのりとコーチの司(つかさ …

夜の森

山怪 コミカライズ版 参 死者の微笑み 収録作品・感想

山怪 コミカライズ版 参 死者の微笑み ボーダーコミックス 漫画:五十嵐晃 原作:田中康弘 出版社: リイド社 山で起こった不思議な話を集めた原作「山怪」を墨絵で漫画化した作品。 今回も二巻と同様、全 …

山

山怪 コミカライズ版 壱 阿仁マタギの山 作品概要・感想

山怪 コミカライズ版 壱 阿仁マタギの山 ボーダーコミックス 漫画:五十嵐晃 原作:田中康弘 出版社: リイド社 こちらは原作者、田中康弘さんが秋田県北部、現在は統合され北秋田市になった旧阿仁町の人々 …

空港

ブルージャイアント 第十巻 あらすじ・感想

ブルージャイアント 10 ビッグコミックススペシャル 作:石塚真一 出版社:小学館 岳の作者が描く、やがて世界的なジャズプレイヤーに成長する、宮本大の軌跡を追った作品です。 あらすじ ソーブルー。 日 …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。