メイドさんは食べるだけ 3 イブニングKC
著:前屋進
出版社:講談社
イギリスから日本にやってきたメイドの橘スズメ(たちばな すずめ)。
先輩和風メイドのリコッタも加わり、更に華やかさの増した第三巻。
登場人物
裕次郎(ゆうじろう)
すずめを熱中症から救った高校生、遠藤そらの友人
服飾が出来ると家庭科部に所属したが、料理ばかりだった事(料理も好き)で夏休みの自由研究でメイド服を作ろうと計画している。
メイド好き。
おじいさま
すずめの祖父
白髪頭で眼鏡のユーモラスな男性。
純粋なすずめが可愛くて仕方が無いようだ。
あらすじ
六月、雨に濡れた紫陽花は必見。
ガイドブックでそんな見出しを見つけたすずめは早速、紫陽花を見ようと雨の中、出掛けた。
しかし、道中、雨は降りやんでしまった。
帰ろうか帰るまいか、悩みながらも歩を進めるすずめ。
決断する元気が欲しい。
そんな事を思っていたすずめの目に、ソフトクリームの幟が飛び込んでくる。
すぐさま紫色の紫陽花ソフトを注文、店を出て口に運ぶ。
甘酸っぱいふんわりとした、まるでブルーベリーの様な香り……。
これブルーベリーでは!?
(紫陽花は毒があるので食用には適さない)
そんな事に気付きつつ、すずめはその鮮やかな色のソフトクリームと紫陽花の色を比べたらと色とりどりの紫陽花の咲く公園へと足を運ぶのだった。
感想
今回は紫陽花ソフトから始まり、梅酒(未成年のすずめは梅シロップのソーダ割)、麦茶、そらとクレープ、TKG、かき氷と川遊び、メイドカフェとチーズケーキ、おじいさまと土用の丑の日、薬味一杯冷奴、お祭り等が収録されました。
今回、印象に残ったのは前後編で描かれたお祭りのエピソード。
すずめ達は浴衣を着てお祭りグルメを堪能していました。
焼きそば、タコ焼き、焼き鳥、唐揚げ、お好み焼き。
ソースや醤油、タレの焦げる匂い……。
書いていたらなんだか食べたくなって来ました。
でもやっぱりお祭りで食べるあの味は、お店や家で食べるのとはちょっと違うんですよねぇ……。
まとめ
お祭りの一件で更に距離が縮まったすずめとそら。
二人はこの先、どうなるのか?(そこはメインでは無い)次巻も楽しみです。
この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。