君は放課後インソムニア 5 ビッグコミック
著:オジロマコト
出版社:小学館
観測会は雨の為、中止となり責任を感じ飛び出した丸太に伊咲は優しく寄り添います。
その事で二人の距離は一層近づきました。
そんな丸太と伊咲は夏合宿へと向かう事になります。
登場人物
丸太の父
眼鏡をかけた覇気のない男性。
優等生である丸太にどう接していいのか分からないようだ。
あらすじ
天文部の活動として二人が考えた撮影合宿。
それには当然、親の許可が必要だ。
丸太と伊咲は親に許可を貰う為、顧問である倉敷と共にそれぞれの家を訪れる。
基本、合宿の説明は倉敷が行い丸太達は顔を見せた後は待つだけだ。
丸太の父は無精ひげの気弱そうな男性だった。
倉敷はそんな父親と話し、合宿について説明する。
その過程で彼女は丸太の母親が夜に亡くなった事を知った。
その後、丸太の父からは先生にお任せしますと合宿の許可を貰えた。
次は伊咲の家だ。暑さで日陰から動こうとしない倉敷を促し、三人は伊咲の家へと向かう。
伊咲は合宿について親に話していたらしく、あとは倉敷から再度説明を受けるだけのようだった。
その説明の間、丸太は着替えるという伊咲を見送り一人玄関で待つ事になった。
その玄関に伊咲の姉、早矢(はや)が現れる。
立ち上がり挨拶をして頭を下げた丸太に、早矢も「でか山オーシャンビュー子です」とあいさつを返す。
戸惑う丸太の前に着替えを終えた伊咲が自室から戻って来た。
伊咲は丸太に四つ上の姉だと早矢を紹介した。
その紹介の後も早矢は「いさきは私を培養して作ったクローンよ」とボケを続けた。
その後、目の前で行われる姉妹のやり取りに茫然としたり、目をそらしたりしていた丸太に、早矢は「あっ、そうだ。合宿、あたしも行くからよろしくね」とピースサインをしながら微笑んだ。
感想
今回は合宿前の準備の様子と、伊咲の祖母宅での合宿の様子が描かれました。
その中でも、今回は天文部の先輩である白丸の丸太へのアドバイスが印象に残りました。
以下セリフ。
「ほんとうに突き抜けた写真は……
景色の中から感動を見つけた時に撮れる。
ときめきでシャッターを押すんだ。」
カメラはスマホの物ぐらいしか持っていませんが、確かに彼女の言葉はその通りだと思いました。
そんなに写真自体撮る方ではありませんが、ふとした時、何気なく見た景色を残したくて思わず撮影してしまった事があります。
勿論、普段から使っている訳では無いので上手くは撮れませんでしたが、目で見た景色をそのまま残せたらと思った事を読んでいて思い出しました。
上記のセリフを口にした後の照れた白丸が凄く可愛かったです。
まとめ
今回は白丸のセリフの他、金沢城で丸太が見た伊咲と桜、そしてラストと、何と言うか……最高でした。
次巻の出る春がとても待ち遠しいです。
この作品は、小学館公式サイトで一部無料でお読みいただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。